一番星に願う

いつも笑顔とパワーをくれる彼女に改めて感謝します。






氷上の天使に魅せられて


以前からファンなのです。浅田真央選手。
昨年の全日本選手権をやっと今見る事ができました。
結果はともかく、以前よりさらに美しい選手になったと感じたのは私だけではないはず…。
少なくとも私は彼女の演技、立ち姿にさえ魅了されました。


トリプルアクセルを跳ぶこと


今シーズンは、膝の怪我によって思うような演技が出来ていませんでした。
それでも、全日本では練習で一度でも跳べたら
試合で入れると明言していました。

もし、最初からダブルアクセルにしていたら…
おそらく簡単に決めていて、順位は変わっていたでしょう。
それでも彼女はトリプルアクセルに挑みました。

振り返ってみると全日本選手権では終始前向きな言葉でインタビューを受けていた彼女。
でも、少し前には気持ちが一度折れたとも言っていました。
「全て失われた」と裏で涙をみせたというフランス杯。
元々相当な心の強さを持って世界で戦っている選手ですから
私には到底計り知れない絶望感や喪失感があったのではないでしょうか。

その上で短期間で気持ちも心も高め全日本選手権に出場をし
彼女がしたかった事は難易度を落とし演技をすることではなかったのです。
自分の最大のレベルにチャレンジする事、失われたと思われたジャンプを取り戻しに挑む事だったのではないかと思います。

絶望した自分を導いたもの


かつての自分を思い起こしてみます。
私は昔、色々な事に雁字搦めになり、色々なものを失い
苦しさから抜けられずついに絶望を感じ様々な事を捨ててしまいたくなった事があります。
実際に若干捨ててしまったものもあります。

そんな自分を脱したのは、自分にとっての心からの希望を
見出したことがきっかけでした。

人間、生きていくには希望が必要です。
希望がなくても生きていけますが…。
全てを諦めてしまったら生きていても生きていないような
思いをします。
心からの希望、そしてそれに手を伸ばそう、掴もうとした時に
自分が生きている。絶望から戻ってこれた、と感じたのです。

…そんな自分を思い出し、もちろん自分とは全く違う事ではありますが
浅田真央選手がトリプルアクセル、また難易度の高いジャンプに挑んだのは
それが彼女にとって希望や夢なのかもしれないし
やはりとても大切なものなのだろうと改めて感じるのです。

これからの浅田真央選手


当初から公言していた通り、2018年の平昌五輪に出場する事を最終目標として
現役選手として頑張っていくようです。

挑んだトリプルアクセルは惜しくも入れられませんでしたが
浅田真央選手らしい全日本選手権だったと思います。

私は彼女はさらに美しく成長するのだと勝手に確信しています。
今シーズンは「心技体」の「体」がうまく行かず
その結果全てが揃わなくなってしまっていたと思います。

全てが上手くいかないという時。どうしようもない壁にぶつかった時。
そんな中もがいて、戦って、掴むものは必ずあるのです。

私はそんな時、全てから逃げて自暴自棄になってしまった弱い人間です。
でも彼女は逃げなかった。
きっと何かを掴むのではないでしょうか。

また一段と深みが出て美しく、強い人間に成長する為の過程なのだろう
と思えてならないのです。
心技体、全てがぴったりはまる時が来る事を
そしてまた華麗な演技と美しく綺麗な姿を見せてくれますように
彼女の膝が、彼女がやり切ったと思えるまで持ちますように…
心から願っています。

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